ふと思いついたこと。ホラー映画が恐怖心を煽るのは、日常の中に、頭では理解できないが、なんとなく起こりそうな非日常が混在するからではないだろうか。これは大量に人が殺されるようなホラー映画のことではなく、じわじわと恐怖心が増すような映画のこと。「日常の中の非日常」はお笑いにも共通するところがあるので、ホラー映画をゲラゲラ笑いながら鑑賞する友人がいる。もちろん、面白いと思って笑っているのではなく、恐怖感を振り払うために笑っているのかもしれないが、理由は何であれ、映画館で深々と恐怖を味わいたい人々の顰蹙を買っている。ちなみに、ホラー映画は苦手で、別に恐ろしいというわけではないが、どうしても楽しめず、わざわざ映画館に行って観る気もせず、テレビでもチャンネルを変えてしまう。さて、今度ホラー映画好きの友人と映画館に行ったら、どの映画を観ることになるだろうか。