要点
結論から言うとできるだけ多くのウェブサイトで日程を変えつつ比較し、一番安い航空券を飛行機会社のウェブサイトで買うのが確実な方法。値段も重要だが飛行機会社のウェブサイトで購入すると、座席の指定やマイルの加算が行い易いこともある。以下の情報はあくまでも利用者として経験したことであり、旅行・航空業界とは無関係の人間が書いたことなので、信用度については閲覧者の判断に任せる。ヨーロッパ路線の格安航空券は予約する時間帯や需要などの要素により価格が常に変動するので、前から目安となる価格を決めると安いか高いかわかる。航空会社の経営破綻という可能性もあるので、念のため旅行保険に加入し、デビットカードではなくクレジットカードで支払うことが重要。
英国の空港
イギリスの主な飛行場は以下の通りで、予約するときに、より安い運賃を探す場合には都市コード、出発・到着の空港を指定したい時には空港コードを使う。長距離路線は、ロンドン発でヨーロッパ・中東・アジアのハブ空港で乗り継ぐと安い。
London-LON【ロンドン都市コード】
Heathrow | LHR【ヒースロー】
Gatwick | LGW【ガトウィック】
City | LCY【ロンドン・シティー】
Stansted | STN【スタンステッド】
Luton | LTN【ルートン】
Birmingham | BHX【バーミンガム】
Manchester | MAN【マンチェスター】
Liverpool John Lennon | LPL【リバプール】
Newcastle | NCL【ニューキャッスル】
Glasgow International | GLA【グラスゴー】
Glasgow Prestwick | PIK【グラスゴー・プレストウィック】
イギリス国内線・ヨーロッパ路線(主に格安航空会社:LCC: Low-cost carriers)
イギリス国内線とヨーロッパ線の場合は、大手航空会社とは別に多くの格安航空会社があり、価格競争が激しい。安いことは確かだが幾つかデメリットがある。格安航空会社は地方空港発着の場合があり、運賃が安くても、飛行場に辿り着くまでの出費が大きい可能性があることを留意しておいたほうが良い。運賃自体も早朝や深夜ほど安く設定されており、不便な場合が多い。発券後の変更は不可で払戻ゼロというのが普通だ。また格安航空会社の航空券はその会社のウェブ上でしか買えないことが多く、旅行会社のウェブ検索では表示されないことがあるので、ことに面倒だ。
格安航空会社:
Ryanair【ヨーロッパ最大級の格安航空会社】
easyJet【イギリス発着便の多い会社】
Flybe【イギリス・ロンドン以外の発着便が多い】
Jet2【イギリス北部の空港を拠点としている】
Monarch【イギリスとイベリア半島を結ぶ会社】
Thomsonfly【南欧路線】
Air Berlin【ドイツの航空会社】
Centralwings【ポーランドの航空会社】
Norwegian【ノルウェーの格安航空会社】
transavia【オランダの格安航空会社】
VLM【ベネルクス路線】
Germanwings【イギリスからはドイツ行きの便を運航している】
格安航空券価格比較サイト:wegolo.co.uk
予定が決まっており、かなり前から変更不可の航空券を押さえるときには、格安航空会社が一番安いが、通常出発日に近づくにつれ、値段が高くなり、時には非格安航空会社の方が安くなることもある。
定期便を運行している英国の航空会社は下記の3社:
旅行会社・旅行代理店・価格比較サイト
上記の格安航空券以外の航空会社を使いたい場合や欧州外が目的地のときは、旅行会社のウェブサイトを利用する。数社を比べる事により、相場がわかるようになる。
価格比較サイト:全ての運賃を把握していないので、比較サイトの比較をすることも重要。これまで Kayak が頻繁に最安値の航空券を検出したが、他のサイトも使うようにしている。
イギリス・日本
英日間の飛行機運賃は一般的に高く、直行便は特に高い。日系の旅行会社も多くロンドンにあり、あたってみる価値はある。日系旅行代理店の運賃は最安値であることは少ないが、荷物の重量制限の緩和など特典がある場合も多いし日本語が通じるのでその分要望を伝え易い。またイギリスが起点の日本語ツアーを催すこともあるので、自由の欧州旅行の際にはツアーを組み入れることもできる。
日系旅行代理店
直行便を運航しているのは下記の4社:
経由便【経由地:航空連合(アライアンス)】
ロンドン以外のイギリスの空港からの出発で成田・中部・関西到着だと欧州系の航空会社が便利で、逆にロンドン発で成田・中部・関西以外が日本での目的地のときにはアジア系の方が路線が充実している。欧日間を日系の会社に乗りたいときには、ヨーロッパのハブ空港で欧州系のコードシェア便を選ぶのも一つの手段だ。中東経由はかなり長時間のフライトとなるが、サービスの良さやストップオーバーなどが充実している。
ヨーロッパ
Aeroflot【モスクワ:スカイチーム】
KLM【アムステルダム:スカイチーム】
Air France【パリ:スカイチーム】
Lufthansa【フランクフルト・ミュンヘン:スターアライアンス】
SAS【コペンハーゲン:スターアライアンス】
Austrian【ウィーン:スターアライアンス】
Swiss【チューリッヒ:スターアライアンス】
Finnair【ヘルシンキ:ワンワールド】
中東
Emirates【ドバイ】
Qatar Airways【ドーハ】
アジア
大韓航空【ソウル:スカイチーム】
アシアナ航空【ソウル:スターアライアンス】
中国東方航空【上海】
中国国際航空【北京・上海】
日本以外の長距離路線
イギリス・アメリカ間の飛行機運賃は航空自由化協定により今後値下がりされることが予測されている。自由協定以前はロンドン LHR | ニューヨーク JFK 間の運航権を保持していたのは4社だったが、発効以来他のアメリカやヨーロッパの飛行機会社が新しく参入してきている。
イギリス・カナダ間には次の2社が比較的安い: